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水揚げ自粛相次ぎ悲鳴 水産業界セシウム新基準で検査徹底

水揚げ自粛相次ぎ悲鳴 水産業界セシウム新基準で検査徹底

河北新報2012年04月15日日曜日

 食品に含まれる放射性セシウムの新基準値が1日設定され、1キログラム当たり100ベクレル(暫定基準値は500ベクレル)に厳格化されたことを受け、宮城県内の水産業界が消費者の安全確保と漁業者の生活維持のはざまで、試行錯誤を続けている。県内の5魚市場では検査体制の強化を徹底し、基準値前後の魚の水揚げ自粛や操業制限も実施。出口の見えない対策に不安を抱きつつ、風評被害の阻止へ全力を挙げる。(丹野綾子、馬場崇)

<測定精度高く>
 石巻魚市場(石巻市)は2日、放射能対策へ新たな検査体制を敷いた。石巻市から簡易測定器を新たに3台借り受け、計4台を準備。魚市場職員4人が交代で連日午前4時~午後4時、入札や競りの前に、抽出した8~10品目を検査する。
 測定器の精度も上げ、50ベクレルだった検出下限値を2~20ベクレルまで測定できるよう改良。水揚げされた魚を原料に使う加工製品への対応も可能とした。
 石巻魚市場の須能邦雄社長(68)は「消費者の安心感を勝ち取るため、生産者側は真剣に取り組んでいる。基準値を超す魚は出さないという姿勢で臨む」と力を込める。

<県も全面支援>
 宮城県も魚市場の取り組みを全面支援する。石巻のほか、気仙沼、志津川、女川、塩釜の4魚市場に検出下限値を10ベクレル程度まで下げた簡易測定器を貸与した。
 民間検査機関や県産業技術総合センターで行うゲルマニウム半導体検出器による精密検査体制も強化。週55検体からほぼ倍の100検体まで対応可能とした。
 検査体制の整備が進む一方で、漁業者は先の見えない放射能対策と忍び寄る風評被害との闘いに神経をすり減らす。
 現在、宮城県内の一部海域ではスズキやマダラ、ヒガンフグの水揚げを自粛している。自粛海域で操業する漁師は船上で魚を選別し、対象魚が揚がると海に放流している。
 亘理町の荒浜漁港で刺し網漁を行う漁師男性(61)は「手間と時間がかかる」と話し、「ことしのスズキは良い値だった。自粛が他の魚種にも及べば、生活の見通しが立たなくなる」と将来への不安を隠さなかった。

<操業の制限も>
 操業制限の動きも出てきた。宮城県漁協小型漁船漁業部会は8日、所属漁船のイサダ漁の操業を1日おきとすることを決めた。イサダから放射性セシウムは検出されていないが、県外の取引先から購入を断られたことが理由という。
 宮城県漁協の菊地伸悦会長(66)は「放射能への厳しい対応が、県内の海産物に対する風評被害を防ぐ一方で、漁業者の生活は苦しくなる。どう両立させるか課題だ」と話している。
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 宮城県地域連合労働組合(宮地連)は3・11大震災の被災者支援活動を継続しています。
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