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仮設「音漏れ」悩む住民 薄い壁、防音工事難しく

仮設「音漏れ」悩む住民 薄い壁、防音工事難しく

東京新聞2012年1月11日 13時52分

 東日本大震災の被災地で仮設住宅の住民が、壁の薄さによる音漏れに頭を悩ませている。幼い子どもがいる世帯は肩身の狭いケースも多く「子どものストレスが心配」と漏らすが、行政の追加の防音工事などは難しいのが実情だ。 (鈴木龍司)
 岩手県大槌町の仮設住宅に暮らす看護師斎藤智美さん(34)はある朝、隣に住む高齢の女性から「子どもがうるさい。もっと静かにできないの?」と注意された。
 長女愛ちゃん(9つ)、長男匠君(7つ)、次男駿君(2つ)と四人暮らし。育ち盛りの子どもは部屋を大声で走ったり、ジャンプしたりする。隣室との壁は二枚の板の間に防音用の石こうボードが入っている構造だが、せき払いやトイレを流す音も筒抜けだ。
 斎藤さんは防音のため壁に棚を置き、子どもが騒がないようプラモデルを買い与えるなど工夫しているが、限界はある。最近は物音を立てると、隣の女性から「ドン」と音が返ってくる。
 震災前はおっとりした性格だった匠君は弟の駿君の顔をたたき、母親をにらむように。駿君も「静かに歩いて」と注意されると、わざと足で音を立て、大切なミニカーを投げて壊してしまう。
 厚生労働省が昨年八、九月に岩手、宮城、福島三県の仮設に入居する二千世帯を対象にした生活状況調査では「壁が薄いため音が漏れやすい」(百十八件)、「歩く音(特に子ども)、物を落としたり倒したりする音が響く」(三十三件)など、物音に関する悩みが多かった。
 同省社会・援護局総務課は「壁を厚くする工事は構造的に困難。子どものいる世帯は横に入居者がいない部屋に移すなど、自治体に臨機応変な対応を求めたい」と話す。
 兵庫教育大・冨永良喜教授(臨床心理学)は「仮設住宅の物音の問題は阪神大震災でも多くあった。ストレスを抱えた子どもが成育後も怒りっぽく、気持ちが不安定になった報告もある。自治会活動や行政の主導で、住民が触れ合うサロンのような支援を充実させることが必要だ」と指摘している。
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 宮城県地域連合労働組合(宮地連)は3・11大震災の被災者支援活動を継続しています。
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